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寄生した樹木[小説「夜の街」サウンドトラック](オリジナル作品)

40和音着メロ[MA-3]
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着メロ情報 投稿:Jaikki-Rocky (2004/12)
出典:オリジナル作品
メロコード:75953
投稿者コメント  最近俺の頭の中はどうかしてしまったようだ。またあの女が夢に現れた。
 夢の中だから自分はどうなっていても現実的な感情にその場ではなる。
 愛犬が邸宅に預けられて必死に飼い主の俺を呼び吠え、ヘロヘロになっていたところに俺が來た。
何故か風呂場に愛犬は居て大理石の浴槽にもたれかかってこっちを見ていた。
 誰の邸宅かも分からないが其処を後にし、俺は愛犬を連れて一心不乱に自転車で走っていった。
どこに向かっていったのか、全然分からないが。
もう辺りは暗くて連なる店の明かりがただギラついていた。
そうしたらアイツがやって來た。
何故か蛍光ピンクの、ズボンなのか何なのか分からない布を腰に巻いていた俺を見て仰天していた。
それはそうだろう。自分でも驚いていたから。
 どんな内容でも良いから、頼むからあの女だけは出さないで欲しい。
俺には不釣り合いも良いところだ。
忘れたいが、脳内のシナプスが焦げる程、網膜に投影する。
 何かの暗示なのか。
彼女が俺の夢に入り込んだ…?…全く忘れた頃に來るのがまた憎い、そんな綺麗な顔二度と向けないでくれないか。
 と、夢から覚めた今だから、思いあがったような自分勝手な内容を吐き出しているが、
こうでもしないと今頭の中にある憎たらしいシナプス共さえイカレだして、心臓も唯の肉塊になりそうで辛いのだ。
 彼女のは物凄い近くにいる。それがまた嫌だ。少し左の後ろからみる横顔が一番水水しく良い。また、一番悲しくなる。
森はどんどん伐採されていく。俺の家の前の森も時間の問題だ。
夢では彼女の愛犬は連れて居なかった。あの犬は数奇な人生(犬生?)を辿って來ている。
向の20easeと言う人の犬であったが移転により飼えなくなったから彼女の家に引き取られたのだ。
20easeはその犬の前に違う犬を飼っていた。
20easeには禿びたロウソクにとり憑かれた妻が居たが、その前の犬と言うのが生を受けて1年立たぬうちに死に、その後を妻も追うように死んだ。
いや、実際は犬が先に行って待っていてくれたんだろう。
20easeは何年か後、同じ犬種の犬を飼って來たが、そいつが前の犬の生き写しでこの犬が彼女の犬になったのだ。
生き写しとは言えやはり違う犬なのだが、その犬には目を見張るものがあった。あの声あの仕草。正にあの前の犬だった。
彼女は知らない。俺の方がそいつとは付き合いが長いのさ。

(この曲は氷室さんとういう方に、私小説のBGMとして使っていただきました。氷室さん、感謝です。)
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